7月上旬にブログでご紹介した、創立120周年をテーマにした企画の続編です。 また、この活動は、昨年度よりご支援いただいている「ICTスキル向上事業」の一環として実施しました。

松江ろう学校の歴史を表現する手段のひとつとして、現在「マインクラフト」に注目しています。 今回は、東京大学客員研究員であるタツナミシュウイチ先生を講師にお迎えし、マインクラフト講座を開催しました。

 授業では、マインクラフトの基礎知識を学びつつ、制作の肝となるのが、チームでの話し合いと計画立案であることを実感する内容となりました。チームリーダーを決めて話し合った結果、「音楽室」の再現に取り組むこととなり、現地調査を行って寸法を測定したり、設置物を撮影したりと、制作に向けた準備を進めました。

 工業科目を履修している生徒が三面図を用いて図解したり、見栄えを意識し、実物の約1.5倍の大きさで再現することに決めたりと、計画段階に十分な時間をかけて取り組みました。

 また、今回は中学1年生の2名が見学しました。マインクラフトに慣れている2人は、操作方法などについて的確なアドバイスを行い、上級生にとっても頼もしい存在となりました。

制作が進むにつれて、生徒たちは徐々に操作に慣れ、制作ペースが上がっていきました。 細部へのこだわりや新しい機能の試行など、積極的に挑戦する姿も見られ、限られた時間の中で写真のような音楽室が完成しました

 

 なお、講師のタツナミ先生は声優としてもご活躍されており、講座中に音声認識装置を使用した際には、その明瞭な発声と滑舌の良さにより、文字変換がほぼ完璧に行われる場面がありました。

 今後も、今回の活動で培ったデジタルスキルを活用しながら、創立120周年企画をさらに進めていく予定です。

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